飼育する前によく考えて!そのお魚本当に最後までお世話できますか?|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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飼育する前によく考えて!そのお魚本当に最後までお世話できますか?

観賞魚の中には非常に大きくなる種類や、長生きするお魚がたくさんいます。水槽内で大きく育ちすぎて飼い切れなくなったり、家庭の事情などで水槽を置けなくなったりして生体を無責任に手放すケースも少なくありません。今回は終生飼育(寿命まできちんと飼育すること)が色々な理由で難しい生体をご紹介します。

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大型肉食魚

大型肉食魚はその見た目や大胆な捕食シーンなどで見るものを引きつける大変人気度の高い種類です。近年では大型肉食魚の幼魚がたくさん流通しており、幼魚の可愛さも相まって小さいサイズから飼育する方が多くなっています。しかし、幼魚は成長も早くあらかじめ大きな水槽を用意しておく必要があります。最終的には体長1メートル近くになる種類も珍しくありません。大型肉食魚を飼育する場合は衝動的には購入せず、大型水槽を用意できる環境、経済的余裕、家族の同意があるかどうかきちんと考慮した上で購入しましょう。

金魚

多種多様な姿形をした金魚たちは大変愛らしく人によくなれるため、観賞魚ショップだけではなく縁日の金魚すくいなどでも見かける、日本人にとって非常に身近で人気のある種類です。しかし金魚の平均寿命は5〜10年以上と言われ、全長20センチ近くまで育つことがあります。また、金魚の種類の多くは日本の四季に適応できる丈夫さがあり、大きく育ちすぎて飼い切れなくなったからといって川や池に放流してしまうとたちまちその場所の環境に順応してしまい生態系を破壊してしまいます。絶対に金魚の放流はやめましょう。

グッピー

熱帯魚を代表する飼育が簡単で丈夫なグッピーですが、繁殖力が非常に高く、さらに卵胎生というメスのお腹から直接稚魚が産まれる特殊な繁殖形態で非常に多くの稚魚が産まれることで知られています。1度の出産で30〜50匹ほどの稚魚を出産すると言われており、気づいた時には水槽が大量のグッピーで占められていることもあります。したがって無理にたくさん繁殖させようとせず、ある程度稚魚が増えたらオスとメスを隔離するといった手法で繁殖を抑えましょう。

 

終わりに

気軽に楽しめるアクアリウムですが、飼い主が最後まで責任を持って飼育することが大切です。個人の身勝手な都合で飼育を放棄してしまうと、社会や環境にも悪影響を及ぼしかねません。これからも沢山の種類の魚を飼育できるアクアリウムを継続していくため、購入する前には一度きちんと考えてから購入しましょう。

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