流木でアクアリウムをオシャレに!知っておきたい流木のこと|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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流木でアクアリウムをオシャレに!知っておきたい流木のこと

いびつな形がオシャレな流木は、水槽にレイアウトすると独特の雰囲気を醸し出し、お魚の隠れ家やプレコの非常食としても利用できる代物です。しかし流木の種類によっては、魚にとって有害な物質が水槽の水に溶け出してしまう恐れもあります。アクアリウム用でない流木や自分で拾ってきた流木を水槽に入れる場合には以下のことに注意しましょう。

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流木は水に沈むことが第一条件

 

流木とは、河川や海に流れ込んだ樹木がある期間漂流したのちに岸に打ち上げられたもので、その乾燥具合によっては水槽に入れるとすぐに浮き上がってしまうものもあります。ショップで購入したものであっても、乾いた状態で売られているものはすぐには沈まないので、流木を水槽に入れる前には、使わない鍋に水と流木を入れて煮立たせ、木の中の空気を抜く必要があります。

 

水槽に入れてはならない流木に要注意!

 

 

川で拾った流木は松ヤニなどの有害物質を含有している可能性があるので、拾った木の種類は正しく判別し、プレコなどの魚がかじっても無害なものを選びましょう。また、流木の寄生虫を駆除するには水に沈ませるための煮沸の前に十分な乾燥が必要です。これらの手順を踏んだとしても、海で拾った流木は塩分がなかなか抜けず水槽内に塩分が溶け出してしまうので絶対に入れてはいけません。

 

流木を水槽に入れる前にはあく抜きが必要?

 

 

流木を水槽に入れると、日が経つにつれ水槽の水が茶色く濁っていくことがあります。これはタンニンやフミン酸などの水を濁らせる腐植酸が流木から溶け出すために起こる現象です。腐植酸は水質を酸性の軟水に傾ける効果があるので、酸性の水質を好む生体の飼育には、あえて流木から腐植酸を出して「ブラックウォーター」を作ることがあります。

しかし、濁った水は観賞用の熱帯魚飼育であまり好まれるものではないため、流木を水槽に入れる前には、流木を長期間水につけ、水が変色しなくなるまであく抜きをするのが一般的です。熱帯魚ショップでは、アク抜き剤が販売されており、コチラを使えば比較的早くアク抜きをすることができます。

 

流木を正しく扱って水槽内の環境を守りましょう

流木は使い方次第で水槽の見た目をグレードアップさせ、水質を生体の飼育に適した状態にしてくれる優れたアクセサリーです。しかしアクアリウム専用のもの以外を使う際には寄生虫やあくなどの処理を徹底しましょう。また、流木にコケを巻きつけるとまた違った趣が出るので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
今回ご紹介した流木ですが、下記の熱帯魚ショップでは、枝状や切り株タイプなど様々な流木を豊富に取り扱っています。アクアリウム専用の流木を使用すれば寄生虫などの心配がありませんので、お近くの方はこちらでお好みの流木を見つけてはいかがでしょうか。

 

銀座・新宿の熱帯魚専門店

http://www.paupau.co.jp