水槽のコケ取りをしてくれる生物たちをご紹介!|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

水槽のコケ取りをしてくれる生物たちをご紹介!|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

メイン画像

水槽のコケ取りをしてくれる生物たちをご紹介!

水槽内に発生するコケは掃除をしてもまたすぐに発生する厄介な存在です。コケをこまめに掃除するのが面倒!と感じたら水槽にコケを食べる生物を投入してみてはいかがでしょうか。水槽内にお掃除屋がいれば水槽の景観を汚すコケを喜んで食べてくれるので、掃除の手間が省けて便利ですよ!

記事サムネイル

水槽内に発生するコケの種類

 

水槽内に発生するコケには様々な種類があります。コケを食べるお掃除屋もすべてのコケを好んで食べるわけではないので、対処したい苔の種類に合わせて水槽に投入するお掃除屋を選ぶようにしましょう。

・糸状藻:流木や岩から糸状に伸びるコケ
・黒ひげゴケ:通水性の悪い箇所に発生する黒いコケ
・茶ゴケ・珪藻類:水質が不安定なとき水草の表面や水槽ガラス面などに発生するコケ
・斑点状藻:水槽のガラス面に発生する丸い円形のコケ

 

画像は黒ヒゲコケ

 

淡水水槽のコケ取りにはオトシンクルス

 

オトシンクルスは淡水水槽のお掃除屋として最もポピュラーな種です。水槽や岩、流木の表面に発生した茶ゴケを好み、吸盤のような口でガラス面にこびりついた斑点状藻も食べることができます。エビ類のお掃除屋は水草を食害するおそれがあるのに対し、オトシンクルスは水槽内に入れてもデメリットがほとんどありません。

黒ひげゴケや糸状藻の対策には石巻貝(イシマキガイ)が力を発揮します。オトシンクルスよりコケ取り能力は高いですが、水槽内のあちこちに卵を産みつけて景観を損ねるおそれがあるのが難点です。淡水水槽で活躍する掃除屋は他にもコリドラスやプレコ、水面に張る油膜を食べるブラックモーリーなどがいます。

 

 

海水水槽には見た目もかわいいキャメルシュリンプ

 

 

キャメルシュリンプは柔らかい糸状藻を好むお掃除屋の代表格。背中のコブがラクダのように見えるのでキャメルという名がついています。多くのアクアリストから苔ハンターとしての信頼を得ているキャメルシュリンプは苔だけでなく海藻をも食べるため、海藻の繁殖に悩まされるサンゴ水槽の維持には欠かせない存在です。

また、クマノコガイは古くからコケ対策用の生体として親しまれている貝類で、ガラス面をはい周って斑点状藻を食べてくれます。岩面の柔らかいコケも好むのでエビ類で取りきれないコケの処理はクマノコガイに任せてみるのもいいでしょう。海水水槽の掃除屋には他にも魚の体表の寄生虫を食べるスカンクシュリンプや行動範囲の広さがウリのトゲアシガニなどがいます。

 

 

コケのない綺麗な水槽で魚を泳がせよう!

 

色鮮やかなお魚を青々と茂る水草と一緒に泳がせても、水草に表面にぬるぬるとしたコケがついていたりガラス面のコケがクリアな視界をさえぎったりするのでは何の意味もありません。水槽を綺麗に維持するためには定期的な清掃が必要ですが、その頻度を減らすためにコケを食べる生き物たちを導入してみてはいかがでしょうか。