弱い光でも育てられる!陰性水草のすすめ!|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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弱い光でも育てられる!陰性水草のすすめ!

多くの植物の育成には太陽から注がれる光が必要不可欠です。アクアリウムにおける水草も例外ではなく、せっかく買った水草がしばらくしたら枯れてしまい、後で原因を調べてみると光量不足が原因だったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、同じ水槽内でもライトの位置や流木などの配置などにより光の当たりにくい場所が出てくる場合があり、陰になっている場所だけ水草が育たなくなるケースも多いです。

そこで今回はライトの光量が弱い水槽や、流木の陰になるような部分にも植えることができる「陰性水草」をご紹介したいと思います!

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■そもそも陰性水草とは?

陰性水草とは、その名の通り強い光を得ることが出来なくても枯れずに育つことのできる低光量に強い水草です。シダやコケの仲間を代表に、アクアリウムで使用できる水草の中にも様々な種類があります。低光量に強いだけでなく、水草そのものが丈夫で育てやすい種類
が多いため初心者の方にもオススメです。

では種類別に見ていきましょう。

■ミクロソリウム■

シダの仲間の水草で、低光量に強い水草の代名詞として知られます。石や流木に活着する性質があるため、砂利に根付かせるよりも物に
活着させてレイアウトに使われることが多いです。様々な形の葉の品種が生み出されておりコレクション性も高く、どの品種をレイアウトに使うかにより水槽の個性が変わります。

画像はミクロソリウムプテロプス(左)とミクロソリウムウェンディロブ(右)

どちらも丈夫なミクロソリウムの仲間ですが、葉の形に個性があります。

 

■アヌビアス・ナナ

サトイモ科の水草で、低光量に強いかつ最も丈夫な水草としても知られる有名な水草です。こちらも石や流木に活着して生育する水草で、糸などで巻き付けて物に活着するのを待ちながら育てます。同じアヌビアスの中にも小型なものから大型なものまで様々な品種があり、水槽の大きさや好みで選んでレイアウトしましょう。

画像は流木に活着したアヌビアス・ナナ

■クリプトコリネ■

アヌビアスナナと同じサトイモ科の水草ですが、こちらは物に活着せずに底砂に植えて育成する水草です。流木の下の陰になった部分などに植えて育成することができるためレイアウトでは非常に重宝します。色や大きさなどにかなりのバリエーションが存在しコレクション性が非常に高いためファンも多い水草です。

クリプトコリネパルバ

クリプトコリネアクセルロディ

 

■ブセファランドラ■

またまたこちらもサトイモ科の水草で、一見アヌビアスナナと似たような姿に見えますがこちらの方が小型な種類が多く葉縁にギザギザとした鋸歯が入っていることが多いです。水草には珍しく水中で花を咲かせることもあり育成も非常に容易で近年話題になっている水草ですが、生長が遅く価格も比較的高価なことが多い水草です。

画像はブセファランドラ・ウェイビーグリーン
硬質で細かな鋸歯が入った葉が非常に魅力的な水草です。

■ボルビティスヒュディロッティ■

ミクロソリウムと同じくシダの仲間の水草で、鋸歯が深く入った半透明の葉が個性的な水草です。流木や石などに活着する水草で、まとめて群生させると陰性水草らしい落ち着いたシックなレイアウトを作ることができます。シダ系の水草の特徴として、高水温を苦手とするため夏場の水温対策は行ってあげましょう。

半透明の葉が特徴的な陰性水草です

 

いかがでしたでしょうか?
水草の種類により育成に必要とする要素は違います。色々な種類の水草の育成にチャレンジして、それぞれの個性や魅力に触れてみていって下さいね!

YT wrote it