外国産?国産?どっちのグッピーがいいの?|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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外国産?国産?どっちのグッピーがいいの?

数ある熱帯魚の中でも昔から根強い人気を誇るグッピー。綺麗な尾びれをヒラヒラさせて一生懸命に泳ぐ姿はなんとも愛くるしいですよね!そのグッピーについて、皆さんも熱帯魚ショップなどでよく「外国産グッピー」とか「国産グッピー」というワードを目にすると思います。今回は国産と外国産の違いについて少し触れていきたいと思います!

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外国産グッピーのいいところ

外国産グッピーは何といっても安いです!ショップやグレードによって異なりますが、シンプルな種類1ペアでだいたい¥600~800で販売されていることが多いです。同じ種類の国産グッピーは1ペアだいたい¥1000~1500で販売されていることが多く、「外国産は国産の約半額!」と言っても過言ではないでしょう。初めからたくさんのグッピーを群泳させたい方などにオススメです!

国産グッピーのいいところ

国産グッピーの最大のメリットはなんと言っても品質そのものでしょう!身体つきもふっくらしていて元気がよく、ヒレも大きく立派で欠損などもあまりありません。国内での輸送しかない為、輸送のダメージが少ないのがポイントです。ショップからご自宅の水槽への水質の変化などにも強く、初心者の方でも安心して飼育することが出来ます。

国産グッピー「ブルーグラス」

外国産と国産を混泳させてもいいの?

結論から述べるとオススメはしません。そもそも、なぜ国産の方が丈夫かという理由につきましては、先ほど述べたとおり養殖環境が良かったり輸送におけるダメージが少ないから、などが挙げられます。一方でその反対、外国産は丈夫ではない理由、これが国産と外国産を混泳させる上で一番の難点に当たります。まず、輸送や養殖環境によるダメージが多少ある点についてです。こちらはさほど問題ではありません。エサをしっかりあげる事や、水温管理をきっちり行うことで徐々に回復していくからです。

恐怖の寄生虫「テトラヒメナ」

外国産、国産グッピーの混泳についての一番の難点がこの「テトラヒメナ」です。テトラヒメナとは、外国産グッピーに寄生していることが多い寄生虫の一種です。最初は体表に寄生しており、徐々に内部まで侵食していきます。最も恐ろしいのは、寄生されたグッピーはほぼ間違いなく死に至り、さらには薬剤などを用いた有効な治療方法がないことです。このテトラヒメナは水中を泳ぎまわり他のグッピーにも感染する為、大事に育てた国産グッピーの水槽にテトラヒメナを保有している外国産グッピーを入れたら、、。

水中を漂っているテトラヒメナに関しては二酸化塩素で駆虫できるため、質の良い熱帯魚ショップではテトラヒメナの拡散を抑えて、しっかりとトリートメントしてから販売しています。外国産、国産グッピーを混泳させる際は、以上の事をふまえたうえでショップ店員に一度聞いてみるのがオススメです。

上はテトラヒメナによって体表が白化(壊死)したグッピー・下は同じ種類の健常個体

初期段階だと背ビレの付け根辺りが白く変色し皮膚がただれていきます。

 

いかがでしたか?
・最初から群泳させたい、とにかくコストを抑えたい方は外国産グッピー
・失敗したくない、より綺麗なグッピーを飼育したい方は国産グッピー
外国産グッピーと国産グッピーの違いを理解して、ご自身のニーズに合った方の飼育をオススメします!

TN wrote it