まるで蝶!?古代魚「バタフライフィッシュ」の飼育法!|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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まるで蝶!?古代魚「バタフライフィッシュ」の飼育法!

アロワナの近縁ながら、最大でも15cm程度と小型な古代魚「バタフライフィッシュ」。大きな胸びれ、尾びれを持つ独特の姿と、おとなしく飼いやすい性質が魅力です。今回はそんなバタフライフィッシュの生態や飼育方法、混泳できる魚についてお話ししていきたいと思います。

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バタフライフィッシュとは

 

バタフライフィッシュはアロワナ目パントドン科に属する魚です。古生代や中生代から存在し「生きている化石」と呼ばれる古代魚の一種です。大きな胸びれが特徴で、「バタフライ」の名前はこの胸びれが上から見ると蝶の羽のように見えることから名づけられました。

水質への順応性が高く、初心者でも飼いやすいことが魅力。普段は水面近くでじっとしている、あまり活動的ではない魚です。ただし、水面の餌を取るためにヒレを使って飛ぶ習性があるため、飛び出し事故には十分注意が必要です。水槽には必ずフタをつけるようにしましょう。

 

飼育方法

 

 

最大でも15cm程度とあまり大きくならないため、60cm水槽などの小型の水槽でも飼育できます。快適に過ごさせるためには、水槽の底に砂利を敷き、身を寄せることのできる浮き草などを浮かべた環境を作りましょう。水温は25~27℃が適温です。

自然化では水面に落ちてきた昆虫類を捕食するため、餌は水面に浮かべて与えます。慣らすことで、浮上性人工餌を食べるようになります。その他、クリル(乾燥エビ)、小魚、冷凍赤虫や小型の昆虫なども好んで食べます。

水面が波立っていると神経質になり、餌を食べなくなることがあるため、排水を壁面に向けたり人口水草で配水口を覆うなどして波立たせないようにする配慮が必要です。

 

混泳できる魚

 

縄張り意識が強い古代魚のため、同種との混泳には不向きです。また、肉食性のため口に入るサイズの魚やエビなどとの混泳も避けましょう。大きなヒレを持つため、ヒレを齧るような魚との混泳もNGです。

バタフライフィッシュの生活圏は基本的には水面付近のため、中層部、低層部に棲む魚など、遊泳層の違う魚となら混泳可能です。混泳させる場合は、口に入らないサイズで遊泳層の違う、おとなしい魚を選びましょう。

 

初心者でも飼いやすい古代魚「バタフライフィッシュ」

 

おとなしく水質への順応性が高いため、初心者でも飼いやすいバタフライフィッシュ。初めて熱帯魚を飼う際は、ぜひバタフライフィッシュの飼育を検討してみてください。