ちょっとマイナー?な小型美魚・ピーコックガジョン|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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ちょっとマイナー?な小型美魚・ピーコックガジョン

小型熱帯魚の綺麗処といえばグッピー・テトラ・ベタ・ラスボラあたりの名前が当然あがると思われますが、それらに負けない隠れた美麗種がおります。今回は文句なしの小型美魚ながらなぜか知名度が低めなカワアナゴ類!ピーコックガジョンを紹介いたします♪

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画像はオスのピーコックガジョン

ピーコックガジョン Tateurandina ocellicauda

 

ニューギニア島産のとても煌びやかな色彩を持つカワアナゴの仲間でサイズも最大4.5cmと十分小型種と呼べるものです。見ため通りハゼの一群に属しますが性質に関してもかなりおとなしめで、同種間の小競り合いは行うものの一般的な小型魚との混泳は全く問題ないレベルです。ドワーフピーコックガジョンと呼ばれることもあります。

 

飼育について

 

ハゼ類の飼育に最適な土管等

 

状態の良い個体であれば、とくに難しいところはなく水槽に導入できます。餌も選り好みせず、食いつきも良い方ですが若干スローイーター傾向なので、食べ残しが出ないように餌の投入量に注意してあげるとより良いでしょう。ハゼのグループらしく物影に隠れたり、縄張りを作ったりしますので適当な土管やアクセサリー類を用意してあげるとより自然な行動を観察できます。混泳魚はあまり選ばない方ですがハゼ類の食性上、小型エビ類との混泳は難しいかも。

 

繁殖について

 

メスのピーコックガジョン ヒレが小さめ

 

産卵は多くのハゼ類と同じく基質への産み付け型で、親魚が孵化するまで卵を保護します。本種は熱帯魚として流通するハゼ類としては繁殖難易度が低いものの1つで、本種本位に飼育できている環境下では産卵するところまでは容易に見ることができます。稚魚の育成に関しては、孵化時のサイズのばらつきがあるもののブラインシュリンプ幼生が使える場合がほとんどのようなので、繁殖用のケースを用意して飼育できればある程度の数を育て上げるのも難しくはないと思われます。

 

近縁種について

 

 

本種と同じ地域に生息し二回りほど大きくなる赤系美麗種・エンパイアガジョンHypseleotris compressaも、飼育・繁殖に関しては同様みたいです。

さて今回はややマイナーながら最高に綺麗な小型魚・ピーコックガジョンについて紹介しました。機会があればぜひ一度飼育・繁殖にチャレンジしてみてくださいね♪

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