そのまま庭に埋めるなどはNG
「なるべく近くに葬りたい」「他の方法が分からない」などの理由から、死んだ熱帯魚を安易に庭に埋めてしまう人がいます。しかしこれは葬り方としてあまり適切ではありません。熱帯魚の死因にはさまざまなものがありますが、病気で亡くなった場合熱帯魚の死体のなかにはウイルスが残っている場合があります。なかには人に感染するものもあるため、そのようなウイルスを保有している可能性がある熱帯魚を庭に埋めるのは避けたほうが良いかもしれません。
同様に、近所の川や池に流すのもNGです。何の菌が潜んでいるか分からない死魚を川や池に流してしまえばそこに生息する生物にウイルスが感染してしまう可能性があります。熱帯魚の葬り方には、くれぐれも注意をしていきましょう。
自宅で供養するのが難しければ…
熱帯魚が死んでしまったときは、安易に庭や川に葬るのではなく、しっかりと火葬などによって供養してあげることが重要です。最近では、仏壇や骨壺などといった供養グッズが販売されているため、積極的に活用していきましょう。
もしも自宅での供養が難しいという場合には、ペット霊園で遺骨を保管してもらうことができます。形式は霊園によってさまざまなため、興味を持ったのであればまずはペット霊園に問い合わせてみましょう。
最近人気の熱帯魚供養法とは?
最近注目を集めている供養法が海洋葬です。火葬した後で骨をまくという埋葬方法は、大自然に帰してあげたいという飼い主の気持ちを汲み取った方法として、人気が出てきています。海洋葬には数万~数十万という多額の費用が発生してしまうのが難点ですが、その後の管理費などは発生しないため、結果的に見ればコストがかからない埋葬法といえるのもポイントです。
熱帯魚も大事な家族であったことを忘れずに
熱帯魚は小さくとも飼育した以上立派な家族の一員です。家族が亡くなれば、手厚く葬ってやりたいと考えるのは自然な感情であるはず。なるべくなら、安易な埋葬方法はしないようにしましょう。