コケリウムとは?
コケリウムとは「コケテラリウム」の略で、その名の通り「コケ」を使用したテラリウムです。以前「アクアリウムに陸を作る!?アクアテラリウムとは?」でご紹介したようなテラリウムの一種と考えていただけるとイメージしやすいかと思います。
コケリウムでは材料のメインとなるものがコケのため非常に安価、場合によってはほぼ0円で始めることも可能だったり、アクアリウムやテラリウムのようにろ過機材などを必要とせず、大変なメンテナンスも必要ないため気軽にちょっと楽しみたい方でも始めやすい趣味といえるでしょう!
最近ではワークショップが開かれていたり、コケリウムを作ることのできるキットなんかも販売されているので、それらを利用してみるのも良いかもしれません。
コケリウムを始めてみよう!
コケリウムを始めるのに必要なものは?
・コケ
コケリウムの主役ともいえるコケ!水草を扱うショップやドライフラワーを扱うショップなどで買うこともできますが、家の庭などに生えているコケを取って始めることもできます。私有地や管理された土地などからコケを勝手に取ることは犯罪となる可能性があるため注意しましょう。
・底砂
アクアリウムで使用する床材やハイドロボールなど様々なものを使用することができますが、ソイルを使用する場合が多いようです。
・ガラス容器
100均などで売っているグラスやボトルや花瓶など。
・霧吹き
底砂を引いた後崩れないようにする際や水やりなどメンテナンスの際に使用します。
・木・石・フィギュアなど
世界観を持たせたい時などレイアウトに使用します。
アクアリウム用のソイルはコケリウムにも適しています
100円ショップなどでも手に入るガラスボトル
霧吹き
流木や石
始め方は?
1.底石を引く
奥を高く、手前を低く傾斜をつけることで奥行きを持たせることができます。敷いたら崩れないように霧吹きで水をかけましょう。
2.コケを敷き詰める
岩場のような地形を作るために大きめの石を置く場合は、先に石を置いた後にコケを敷きます。
3.木やフィギュアなどを置く
木やフィギュアを置いてレイアウトを整えて、最後に霧吹きで水をかけて完成です!
コケリウムの注意点!
コケリウムを行う容器に蓋つきの容器を使用する場合は、中が蒸れてしまいカビが生えてしまう恐れがあるため注意が必要です。コケは基本的に丈夫なのですが、コケ自体にカビが生えなくても、レイアウトに使用した木や他の植物などにカビが生えてしまう可能性があります。
しかし蓋をして密閉することで乾燥しやすい季節では乾燥からコケを守ってくれることもあるため、蒸れやすい季節はオープンに、乾燥しやすい季節は蓋を閉める、といった使い分けをするのも良いかもしれません。
手軽に楽しめるコケリウム!
初期費用もそれほどかからず、手軽に楽しむことができるのはコケリウムならではです。アクアリウムやテラリウムは難しそう…手が出ない…と思っている方も、コケリウムであれば気軽に始めることも可能なので、まずは一度試してみてはいかがでしょうか!