カサゴケってどんな苔?
特異な形態の大型苔です
カサゴケの仲間はその名の通り、頭頂部に雨傘や花弁を思わせるように大きな葉片が重なった特徴的な姿をしています。また無選別に『カサゴケ』の名称で流通するものには
●オオカサゴケ
●カサゴケ
●カサゴケモドキ
など複数の種が含まれているようです。いずれも傘の径は2~3cmほどになり株の大きさが同等の場合、葉の縁の鋸歯の有無・位置などに差が見られるようですが、一見した限りでの判別は難しそうです。
カサゴケをじっくり観察!
カサゴケの株
グラスボトルを用いた苔リウムなどでロゼット草のように使われますが、株の全景はこちら!
地下茎で横に伸びる構造
マンネングサの仲間と同様に地下茎を横に横に展開し、新芽を芽を立ち上げ殖えていきます。
野外ではこんな感じで生えてます
実際に生えているものは沢沿いや水の染み出る日陰の斜面などに多く、ある程度の群落になっている場合が多いようです。育成難易度が極端に高いということはないものの、過度な乾燥が苦手なうえに、通気が遮断されるような気密の高いフタなどを使用すると新芽の丈ばかりが伸びる『徒長』状態になり、本来の葉形に変化しないという特徴を持ちますので、ある程度の通気を確保しつつ適切な湿度管理を心掛けましょう。
さて今回はテラリウム用大型苔・カサゴケを紹介しました。
機会があればぜひ一度育成してみてくださいね♪
TO wrote it